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【科目/マメ科シタン属】【産地/インド南東部、スリランカ等】【比重/約1.2】
紅木紫檀は「レッドサンダー」とも呼ばれ、極めて比重が高く、導管は詰まっており、強度、耐久性、安定性も高い材で、旧来より三味線の棹の最高級材として扱われていました。心材は新しいときは橙紅色ですが、時間の経過と共に濃紅色か濃紅紫色になり、さらに黒褐色に変化していきます。高級家具、建築装飾材、楽器、工芸品などに使用されましたが、染料を採る目的でヨーロッパへ輸出され、蓄積量が極めて少なくなってしまい、現在では日本に入って来ない希少で貴重な銘木です。
当店製作の「銘木のお箸」は基本形を「八角形」にしています。なぜならお箸を持った時にどの面で持っても違和感なく持てるのと、昔から八の字は「末広がり」で縁起が良いとされているからです。その他の形状として「四角形」と「削り」も出来ますので、お好みで選んで下さい。
お箸全体の形状は天から先まで直線で削るのではなく、箸先に向かうに従って曲線を描く様に先を絞っていきます。そうすることで箸先が点で接するのではなく、面で接するようになり摩擦力が増えて食べ物がつまみ易くなります。お箸の持ち代
箸先はお箸の命とも言える部分で、特に神経を使うところです。
丸いお箸では滑りやすい「コンニャク」や「うどん」「ラーメン」などの麺類は箸先に角があるとつまみ易いです。また小さな「ゴマ」や「豆」類は箸先に面があることでつまみ易くなります。
そこで当店のお箸は箸先まで角と面が残る様に丁寧に削り、入念に仕上ています。写真では分かりづらいですが、よく見ると先が角ばっています。お箸を持った時の様子
お箸の表面塗装は「ガラスコーティング」という技術を施しております。特殊なコーティング溶液を木に浸透させ、木の繊維自体をガラス質でコーティングし、木の通気性は保たれたまま自然な仕上がりが得られます。
形成されるガラス質は人体には無害の無機化合物で、コーティング溶液自体も食品衛生法基準をクリアしている安全なものです。
ご使用後はなるべく「漬け置き」や「食器洗浄機」等を避けて頂き、早めに水又は湯で洗浄してから「柔らかい布」で拭き取り「食器乾燥機」や「直射日光」を避けて保存して下さい。
当店のお箸は木目を生かす「ガラスコーティング」という丈夫で安全な塗装を施しています。しかしながらどの様なお箸でも使い続けると、傷が付いたり塗膜の剥離等が起こり、木の油分が抜けて白くなったりします。樹種により差はありますが、艶が無くなったり撥水性が無くなったと感じた場合は植物オイル(オリーブオイル・椿油・クルミ油・レモンオイル等)で拭きあげて頂くとお箸がより長持ち致します。
お箸の先が折れたり、塗膜が剥がれた場合は当店にて「削り直し」や「塗り直し」等の仕立て直しを500円より承りますのでご相談ください。塗り直しは樹種や洗浄の仕方などにより期間が多少異なります。→メンテナンス例
1.樹種名
今ご覧のページの樹種をご希望でしたら、その樹種名をご記入ください。
2.お箸の長さ
男性用で標準235o、女性用で標準215oです。実際自分の手に合った測り方があります。その方法は利き手の親指と人差し指を直角に開き、人差し指と親指の頂点の長さ一咫(ひとあた)を測ります。そしてこの長さの約1.5倍が適当な長さの目安となります。ここから長めが良いか、短めが良いかは個人の好みで足したり、引いたりしてみてください。5o単位で承ります。
3.お箸の太さ
男性用で標準9o、女性用で標準8oです。お箸の一番太い所(天部分)の直径になります。(お箸の持ち代はそれより若干細くなります。)現在お使いのお箸を測ってみるのが早いと思われます。それを基準に太めが良いか、細めが良いかご判断ください。1o単位で承ります。箸先に関しては樹種により細く出来るものと、出来ないものがあります。硬い材は細く(約1o)出来ますが、軟らかい材は細くすると折れる危険性があるので、材により当店おまかせとなります(約1o〜2o)。もしご希望であれば、「細め」か「太め」をご指定くだされば1o〜2oの範囲でその材で出来る限りをさせて頂きます。
4.お箸の形状
基本は八角形になります。その他の形状として四角形と削り(表面がでこぼこした荒削り状)が出来ます。
5.木目のランク
当店製作の「銘木のお箸」は材料にこだわり、現在手に入るなかで本物の材料を使用しています。なかには輸入量が少なく、なかなか入手できない希少なものもあります。そのような銘木ほど価値が上がり、お箸に使える部分はほんの僅かなのでさらに価格へ影響します。そこで考えたのは少しでも材料を無駄にしないようにお箸に使えるぎりぎりの材料も使い、お箸の価格を抑えるべく木目にランクを付けて手に入れやすい方法にしました。材料の評価と木目により価格が変動しますので以下をご参照ください。
SSランク:木目が良く、緻密で、特に美しい希少な「縮杢」または「栃杢」等が現れています。
Sランク:木目が良く、緻密で、美しい杢が現れています。(材により杢が現れない場合があります。)
Aランク:木目が素直で均整がとれている。小節や白太は一切ありません。(標準のランクです。)
Bランク:木目がやや粗め。もしくは使用に差し支えがない程度の小節や白太部分が混ざっています。
紅木紫檀は産地や材によって心材の色が様々なので、写真で明示します。紅木紫檀本来の色は写真左の「濃紅色」Sランクになり、三味線の棹材としては上級の材です。特に写真上の「縮杢」が現れた材は希少な上に、見た目が煌びやかなことから「最高級品」として扱われています。写真中央は明るいタイプで「橙紅色」Sランクになります。写真右は杢の明暗入り交ざった「縞杢」Aランクになります。ちなみにBランクは材料が有り次第の製作になります。この写真は実例で、実際のお箸の色は変わる場合がありますのでご了承ください。出来る限りご希望に沿う様に致します。
紅木紫檀のお箸を製作する前の角材の状態です。写真右から橙紅色で比較的若い樹齢になり左にいくに従って樹齢が増し色も濃紅紫色と濃くなっていきます。左から二つは「老紅木」と呼ばれる樹齢数百年の紅木紫檀です。
その他
お箸の重量ですが、これは実際に持ってみないと分からないと思われます。と言うのも同じ重量のお箸でも削り方のバランス、材密度の偏りにより重さの感じ方が違うからです。目安として樹種説明の比重をご参考にして下さい。比重が1.0より大きいと水に沈み、1.0より小さいと水に浮きます。
以上5つの項目を注文フォームにご記入くだされば、当店より在庫の有無(ご希望のお箸が有れば)とオーダー納期(通常10〜30日)をお知らせいたします。
●サイズオーダーの記入例
【 商 品 名 】:銘木のお箸/紅木紫檀
オーダー内訳:長さ/230o 太さ/9o ランク/A 形状/八角形
< 数 量 >:1
●標準サイズ(男性用:長さ/235o×太さ/9o、女性用:長さ/215o×太さ/8o)の記入例
【 商 品 名 】:銘木のお箸/紅木紫檀
オーダー内訳:男性用 ランク/S 形状/八角形
< 数 量 >:1
とご記入されますと標準サイズに近い在庫をお知らせいたします。在庫がない場合はオーダーになります。
(現品写真有り) | SSランク | 価格: | 12,800円[税込]〜 | ||
男性用 | 230〜240o | :現品限り | |||
女性用 | 215〜225o | :現品限り | |||
オーダー | 180〜240o | :出来ません | |||
(現品写真有り) | Sランク | 価格: | 9,800円[税込]〜 | ||
男性用 | 230〜240o | :現品限り | |||
女性用 | 215〜225o | :現品限り | |||
オーダー | 180〜240o | :出来ます | |||
(現品写真有り) | Aランク | 価格: | 7,700円[税込]〜 | ||
男性用 | 230〜240o | :現品限り | |||
女性用 | 215〜225o | :現品限り | |||
オーダー | 180〜240o | :出来ます | |||
Bランク | 価格: | 5,800円[税込] | |||
男性用 | 230〜240o | :在庫なし | |||
女性用 | 215〜225o | :在庫なし | |||
オーダー | 180〜240o | :出来ません | |||
商品の問い合わせ | |||||
商品名 | 銘木のお箸/紅木紫檀 |
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サイズ | 長さ180〜240o×天直径7〜10o×箸先直径1〜2o(この数値の範囲でオーダー出来ます※) ※長さ241o以上×天直径11o以上×箸先直径2.1o以上の場合は別途お見積もりいたします。 |
材 質 | 紅木紫檀材/ガラスコーティング |
備 考 | オーダー価格は標準価格より原材料費や木目・長さ・太さにより変動する場合があります。 基本形状は八角形ですが他に四角形・削りなども同一価格で出来ます。 男性用(長さ標準235o)女性用(長さ標準215o)の在庫がある場合がありますので、その都度ご相談ください。 お箸をご自分で塗られたり木地のままで使いたい方用に、何も塗っていない木地のお箸も承ります。 価格は各ランクとも500円引きです。ご注文は各ランクのあとに「木地箸」とご指定ください。 ご注意:木地箸で使用される場合、樹種により変形や亀裂が発生することがありますのでご了承下さい。 |
作 者 | 当店オリジナル(当店の銘木お箸工房で製作) |